今日のこの人:こいつはいったい?ギャザの絵とは思えない『逃亡した多相の戦士』

ギャザとは思えない謎のイラスト。
いったいこいつはなんなのか?
詳細は以下より。
まずはこちらの絵をご覧いただきたい。
なんとも可愛らしい(?)イラストですね。
実はこれギャザの公式のカードのイラストなのです。↓
逃亡した多相の戦士
Escaped Shapeshifter / 逃亡した多相の戦士 (3)(青)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
対戦相手1人が《逃亡した多相の戦士/Escaped Shapeshifter》という名前でない、飛行を持つクリーチャーを1体でもコントロールしているかぎり、逃亡した多相の戦士は飛行を持つ。先制攻撃、トランプル、いずれかの色に対するプロテクションも同様である。
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イラストの状況
このカードにはフレーバーがないため、筆者の想像になりますが、カード能力と、クリ―チャー名から察するに、つまり、彼はこのゾウのような敵から逃亡するため、彼らに変装したというシチュエーションの様です。
しかし、これはいったいどういう事なのでしょうか?
こんな変装でセーフなのでしょうか??
たしかに、このゾウのような生物はたいして知性が高いようには見えません。それでなくても、明らかに色が違う気がしますが、彼らにとってこの色の違いは茶髪か金髪かぐらいの差なのかもしれません。
それをわかったうえでのこの変身ということは、彼はオシャレなのかもしれません。(^_^;)
カードとしての性能
能力が相手に依存しているため、使いづらいという評判。まあ、たしかに5マナというのがそもそも重い気がしますし、使いづらくはありますね。
そして当時のルールでは「『逃亡した多相の戦士』という名前ではない」という部分がないと、以下のような妙な現象が発生していたようです。
- 二人のプレイヤーがお互いに『逃亡した多相の戦士』1体だけコントロールする。
- どちらかが、飛行を持つクリ―チャーを出す。
- その対戦相手の『逃亡した多相の戦士』が飛行を得る。
- さらにその対戦相手の『逃亡した多相の戦士』も飛行を得る。
- その対戦相手の『逃亡した多相の戦士』が飛行を得る。
- その対戦相手の『逃亡した多相の戦士』が飛行を得る。
- 以下同じ
という無限ループが発生し、先ほど出した飛行クリ―チャーがいなくなっても、お互いに飛び続けてしまうwという現象が起きていたそうですw<(^ー^ι)
現在は、スタックごとに状況が適性な値に戻されるので、そうした現象は起こりませんが、当時のその現象はそれはそれで面白いメカニズムではあったと思います。明らかにルールのバグですが、バグには時たま魅力を感じます。
まとめ
個人的には、こういった絵柄のカードがもっと登場してほしいと思っています。
勿論、現在の絵柄のような真面目な絵も素敵ですが、中にはこういった暖かなカードがあったりすると癒されます。
まあ、しかしコンセプトがしっかりしている最近のギャザでは、どうしても世界観が重視されるので、こういった異世界な画風はむずかしいのかもしれません。
ちなみに統率者戦はそういった昔のカードで遊ぶことができるので、結構好きだったりします。
皆さんも、古いカードを見る機会があったら、現代のイラストと見比べて楽しむのもいいかもしれません。
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