2014年2月3日:DCI禁止制限カードリスト告知と「MTG最強伝説的見解」

2014年2月3日にDCI禁止制限カードリストが告知されました。
適用は2014年2月7日(マジックオンラインでは2014年2月12日)
モダン《死儀礼のシャーマン》など禁止に。
スタンダードは変更なし。
詳細は以下のようになっています。
モダン
禁止
Deathrite Shaman / 死儀礼のシャーマン (黒/緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)
(T):いずれかの墓地にある土地カード1枚を対象とし、それを追放する。あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。
(黒),(T):いずれかの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とし、それを追放する。各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失う。
(緑),(T):いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。あなたは2点のライフを得る。
1/2
禁止解除
Bitterblossom / 苦花 (1)(黒)
部族 エンチャント — フェアリー(Faerie)
あなたのアップキープの開始時に、あなたは1点のライフを失い、飛行を持つ黒の1/1のフェアリー(Faerie)・ならず者(Rogue)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
Wild Nacatl / 野生のナカティル (緑)
クリーチャー — 猫(Cat) 戦士(Warrior)
野生のナカティルは、あなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
野生のナカティルは、あなたが平地(Plains)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
1/1
スタンダード、レガシー、ヴィンテージ
変更なし
2014年2月7日付けDCI禁止制限リスト
スタンダード
- 禁止・制限カードは存在しない。
エクステンデッド
- 《精神を刻む者、ジェイス》
- 《精神的つまづき》
- 《思案》
- 《定業》
- 《石鍛冶の神秘家》
モダン
- 《祖先の幻視》
- 《古えの居住地》
- 《猛火の群れ》
- 《血編み髪のエルフ》
- 《金属モックス》
- 《雲上の座》
- 《暗黒の深部》
- 《死儀礼のシャーマン》
- 《戦慄の復活》
- 《垣間見る自然》
- 《ゴルガリの墓トロール》
- 《大焼炉》
- 《緑の太陽の頂点》
- 《超起源》
- 《精神を刻む者、ジェイス》
- 《精神的つまづき》
- 《思案》
- 《定業》
- 《罰する火》
- 《炎の儀式》
- 《教議会の座席》
- 《第二の日の出》
- 《煮えたぎる歌》
- 《師範の占い独楽》
- 《石鍛冶の神秘家》
- 《頭蓋骨絞め》
- 《弱者の剣》
- 《伝承の樹》
- 《梅澤の十手》
- 《囁きの大霊堂》
レガシー
- 《Amulet of Quoz》
- 《Ancestral Recall》
- 《天秤》
- 《Bazaar of Baghdad》
- 《Black Lotus》
- 《黒の万力》
- 《青銅のタブレット》
- 《チャネル》
- 《Chaos Orb》
- 《Contract from Below》
- 《Darkpact》
- 《Demonic Attorney》
- 《Demonic Consultation》
- 《Demonic Tutor》
- 《大地の知識》
- 《Falling Star》
- 《Fastbond》
- 《閃光》
- 《大あわての捜索》
- 《ゴブリン徴募兵》
- 《噴出》
- 《隠遁ドルイド》
- 《伝国の玉璽》
- 《宝石の鳥》
- 《Library of Alexandria》
- 《Mana Crypt》
- 《Mana Drain》
- 《魔力の櫃》
- 《記憶の壺》
- 《精神的つまづき》
- 《精神錯乱》
- 《精神の願望》
- 《Mishra’s Workshop》
- 《Mox Emerald》
- 《Mox Jet》
- 《Mox Pearl》
- 《Mox Ruby》
- 《Mox Sapphire》
- 《神秘の教示者》
- 《ネクロポーテンス》
- 《ドルイドの誓い》
- 《再誕》
- 《Shahrazad》
- 《頭蓋骨絞め》
- 《Sol Ring》
- 《適者生存》
- 《露天鉱床》
- 《嵐のイフリート》
- 《Time Vault》
- 《Time Walk》
- 《Timetwister》
- 《Timmerian Fiends》
- 《修繕》
- 《トレイリアのアカデミー》
- 《吸血の教示者》
- 《Wheel of Fortune》
- 《意外な授かり物》
- 《世界喰らいのドラゴン》
- 《ヨーグモスの取り引き》
- 《ヨーグモスの意志》
ヴィンテージ(禁止)
- 《Amulet of Quoz》
- 《青銅のタブレット》
- 《Chaos Orb》
- 《Contract from Below》
- 《Darkpact》
- 《Demonic Attorney》
- 《Falling Star》
- 《宝石の鳥》
- 《再誕》
- 《Shahrazad》
- 《嵐のイフリート》
- 《Timmerian Fiends》
ヴィンテージ(制限(デッキに1枚のみ))
- 《Ancestral Recall》
- 《天秤》
- 《Black Lotus》
- 《渦まく知識》
- 《チャネル》
- 《Demonic Consultation》
- 《Demonic Tutor》
- 《Fastbond》
- 《閃光》
- 《けちな贈り物》
- 《伝国の玉璽》
- 《Library of Alexandria》
- 《ライオンの瞳のダイアモンド》
- 《水蓮の花びら》
- 《Mana Crypt》
- 《魔力の櫃》
- 《記憶の壺》
- 《商人の巻物》
- 《精神の願望》
- 《Mox Emerald》
- 《Mox Jet》
- 《Mox Pearl》
- 《Mox Ruby》
- 《Mox Sapphire》
- 《神秘の教示者》
- 《ネクロポーテンス》
- 《思案》
- 《Sol Ring》
- 《露天鉱床》
- 《Time Vault》
- 《Time Walk》
- 《Timetwister》
- 《知識の渇望》
- 《修繕》
- 《トレイリアのアカデミー》
- 《三なる宝球》
- 《吸血の教示者》
- 《Wheel of Fortune》
- 《意外な授かり物》
- 《ヨーグモスの取り引き》
- 《ヨーグモスの意志》
公式の見解
以下引用
2014年2月3日禁止制限の変更に関する声明
現在、モダン環境の強力なデッキの中に、何種類もの黒緑デッキが存在します。それらのデッキでは、《思考囲い》《コジレックの審問》《突然の衰微》などの様々な有効な方法で、対戦相手のカードを1対1で除去します。モダンのような広い環境では、強力なマナ加速の助けを受けて、それらのデッキは充分効率的に1対1交換をしながら他のデッキと戦っていくのですが、通常、マナ加速は長期戦になったときに有効とは言えないカードを使わなければならないというデメリットを生みます。しかし、《死儀礼のシャーマン》は、ゲームの序盤から終盤までずっと強力です。メタゲームの大部分を消耗戦をよしとするデッキが占めると、単体で強力なカードではなくシナジーに基づいたデッキにとって厳しい環境になります。私たちは、《死儀礼のシャーマン》を環境から取り除くことで、今後の革新の余地が残されると確信しています。
《野生のナカティル》が禁止された当時、それによって他のアグロ・デッキが輝くことができると思いました。アーティファクトを基盤とするアグロ戦略は変わらず人気で、他にもいくつかのアグロ・デッキが現れましたが、ズー・デッキはこの禁止の結果消え、それ以降古典的なアグロ・デッキは生まれてきませんでした。《野生のナカティル》の解禁によって、再びそれらのデッキが選択肢になることでしょう。
モダンの制定当時、フェアリーがスタンダードを支配していたことが私たちの脳裏にあり、安全のために私たちは《苦花》を最初の禁止リストに入れるという選択をしました。その後、モダン環境の進化を見て、モダンに存在する他の強力な戦略と比べた際に、《苦花》は妥当なパワー・レベルであると感じています。
MTG最強伝説の見解
死儀礼のシャーマン落ちは、いたしかたないだろうと感じる。
決して強くはないが、役に立ちすぎるというのが禁止の原因だろう。モダン環境での墓地操作はかなり自由度が高いため、必ずデッキに入ってしまうという現状からして禁止になるべくしてなったと言える。
その他のカード復活は現モダン環境においては、それほど問題ないだろう。両方ともかなり強力なカードだが、死儀礼のシャーマンと違い、両方とも序盤向きではある。また、モダンの環境化ではこのくらいのパワーがないとやっていけない気もする。
というわけで、今回は特に異論のなし。
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