←TOPに戻る

今日のこの人:『死者の神、エレボス』様

2014年01月26日|コラム(思ったこと)|

神の中で、一番の悲劇を背負い、それでも自身の運命を受け入れ、寡黙に死の国を統治する。

彼にいったい何があり、そして何を思っているのか?

今日のこの人は
死者の神、エレボスを紹介する。

エレボスとは

死者の神、エレボスErebos, God of the Dead / 死者の神、エレボス (3)(黒)
伝説のエンチャント クリーチャー — 神(God)
破壊不能
あなたの黒への信心が5未満であるかぎり、死者の神、エレボスはクリーチャーではない。(あなたの黒への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(黒)の数に等しい。)
あなたの対戦相手はライフを得られない。
(1)(黒),ライフを2点支払う:カードを1枚引く。
5/7

エレボスは死の国を統べる神であり、守り手であり、王である。

また、自身の起源ゆえに
不運不吉な運命不本意嫉妬苦しみなどを司る神でもある。

エレボス自身は悲劇の主人公である。
エレボスは、太陽の神、ヘリオッドが最初に世界に陽光を照らしたときに、最初にできた影である。その影が気に食わなかったヘリオッドは、世界と死の世界を結ぶ五本の大河の彼方へと消し去った。
やがてエレボスは、ヘリオッドが自分を消し去ったことを知りながらも、自身の役割を受け入れ、死と死の国の神として世界の闇の部分の統括を請け負っている。

また、死の国には黄金がありふれているため、エレボスは富の神でもある。しかし、死者にとってそれは価値を持つことは無い。

エレボスの性格

彼自身、日が差す生者達の世界をぼんやりと羨んでいるが、それは夢想のような感情に過ぎない。
それは、あらゆる生者の魂がいずれは自分のもとに加わることを知っており、そのため、ある種の満足と確信を抱いている。

他者が苦しむ時、それはエレボスに平穏をもたらす。だが彼は喜びはしない。何故ならその疎外感と追放こそが彼自身を存在たらしめているからだ

エレボスの仕事

苦しみと悲しみの中に生きる彼の仕事は主に、無限に伸びる鞭マスティクスで、渋る死者を絡めて彼の領地へと引き込む、もしくは引き戻すことである。

マスティクスは黄金の柄をもち、細い影のような途方もない長さの鞭である。彼は、必要とあらばその鞭を用いて苦痛も負わせることができる。

カードとしての性能

黒のカードは色拘束がきつめな傾向にあるため、信心を満たしやすさではサイクルでは随一である。

しかし、他の神と違い、味方クリチャーを援護する能力を持っていないため、クリ―チャーを展開してもシナジーを得ることができないのは少々寂しい。

総合的な能力がかなり高いので、信心デッキとして、能力をフル活用するのが良いだろう。

まとめ

という訳で、エレボスは他の神々(ヘリオッドタッサ)と違い、寡黙で、悲劇で、悲しみで、苦しみで、それでも自分の運命を受け入れ、強いられた苦しみを背負うというその姿は、一番英雄的じゃないかと思ってしまう。

あまりにも悲劇なので、もしもヘリオッドと仲がよかったら、こういった世界もありえたかもしれない図。

elevo2


←TOPに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

MTG最強伝説
コンテンツ



PR

最強伝説を検索

MTGの漫画
『プレインズウォーカー列伝』(更新終了)

漫画『プレインズウォーカー列伝』:ジェイスの創意 ジェイスの創意 ※漫画をクリックするとバックナンバーがご覧いただけます。

Twitter